食い惜しみ

2013/04/26 10:52


ローレンス・ブロックのHit man KellerシリースのHit listを読んでいて、今佳境にさしかかったばかりである。

いやぁ、これほど面白い本だとは思わなかった。もう何年も前に一度読んだはずなのだが、本当に身を入れて読んだのだろうかと疑ってしまうほどだ。

佳境とはクライマックスのことだが、そのクライマックスは本当に最後の最後までとってあるらしい。というのも、ページは残すところわずかであるのに、未だKellerの敵ははっきりとした姿を現さない。
いや、本当はKellerの目の前に姿を見せていて、Keller自身もそれをはっきりと認識しているのだが、どう決着をつけるべきか分からないでいる。
というのも、これを書くと種明かしになってしまうので詳しくは避けるが、なんとHit man 二人が呉越同舟となるのだ。

余すところ10ページというところだろうか。わたしは、どうも象ではないが食い惜しみをするのだ。結末を知るのがとってももったいない気がしてしようがないのだ。