わが春望

2010/04/06 13:15

電車の窓から 片肘をついて外を見ると

野原の 枯れたような 薄茶色の中に

浅黄色や 若い緑が

いつの間にか 朝の霜の 白に変って

まばらに 散らばっている

太陽は 上り

その力が たくましく 

よみがえってきたことを 感じる

朝が 一日の はじまりであるように

春は 一年の 厳かな はじまりである