2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
2016/03/14 08:59 Splendor in the grass Though nothing can bring back the hour of splendor in the grass,Of glory in the flower, We will grieve not. Rather find strength in what remains behind. 今、白秋のただ中にいて、青春の草の輝きも、咲き…
2016/03/13 10:18 キャビアもフォアグラも目刺しの頭も沢庵の尻尾も、「俺は過程よりも結論を重視する」と言うなら、最後はみな糞である。 だから、人生を目的達成のためのものと考えるのはやめよう。人生は自己実現のためのものなどではありはしない。自分…
2016/03/11 15:56 「未亜へ贈る真珠」について、もう少し踏み込んで考えてみよう。 航時機の中では、10年が1時間に相当する。仮に未亜が60年後に死んでしまったとしても、マシーンの中の男にとってはわずか6時間の出来事である。 一方、未亜は外側の世…
2016/03/10 15:03 池田昌子さんに「さて、死んだのは誰なのか」という奇妙なタイトルの本がある。 このタイトルからわたしが連想するのは、SF作家、梶尾真治の「未亜へ贈る真珠」という短編である。 ある若い恋人同士がいる。航時機というものが発明され、男…
2016/03/10 14:09 山口百恵に「さようならの向こう側」という切ない歌がある。百恵ちゃんのlast songである。 ♪何億光年 輝く星にも 寿命があると 教えてくれたのはあなたでした・・・」というもの。 この歌詞のおかしいところは、何億光年という距離の単位…
2016/03/10 08:43 系の中にいて系を変えることはできない。 系を運命系とすれば分かりやすい。そりゃそうだろう。どうすれば、運命を変えることなどできるというんだ。 運命とはπである。すでに決まっている数字をどこまで追いかけても、その次の数字は知り…
2016/03/04 14:48 Oは、たびたび見る夢に悩まされていた。それは死んでは生まれ変わるという奇妙な夢だった。 かの孟子は、あるとき蝶になった夢を見た。そして、その夢から覚めたとき、蝶が自分になった夢を見ているのではないかと思ったという。 Oの見る夢…
2016/03/01 08:15 なんでこんな映画を見た、という人がいるかも知れない。Carolは、直截にいうならレズビアンを扱った映画である。そして、わたしは男である。かつ同性愛者ではない。じゃぁ、なぜ見たんだ。最近、わたしは「愛」にはまっているから、である…
2016/02/28 17:18 嫉妬という言葉について考えてみた。これは嫉みと妬みという言葉の合成語である。つまり、同じような意味でありながら微妙に内容の違う二つの言葉が一緒になったものだ。 それじゃぁ、嫉みと妬みはどのように違うのだろう。妬みというのは…
2016/02/28 14:04 この頃、酒は余り聞こし召しませぬが、酒の歌は酔うつべで結構聞こし召している。 井沢八郎の「酒は白雪」、田宮次郎の「酒は大関」、西田佐知子の「初めての街で」等々。 この頃の酒の歌はなんでこんなに良かったのだろう。もちろん、日本…
2016/02/28 08:55 ジャックロンドンの「荒野の呼び声」、それに「白牙」を読むと、獣と呼ばれる犬や狼がなんと愛情の深い生き物であろうか、という思いに打たれる。 前者では、クロンダイクで金が発見された為に、空前の犬ブームが起こり、セントバーナード…
2016/02/19 09:53 最近、国会内だけを騒がせている例の丸山議員の発言についてだが、これは、今の世の中の、とりわけわが国の世相を如実に顕している事件というよりない。 わたしに言わせれば、人が何か口にすれば、それを聞く者が100%確実にその意図を理解…
2016/02/17 10:02 早朝、出勤時に初音を聞いた。わたしは犬語、猫語、鶯語を解する。彼女ら(鶯譲)がわたしに♪ケッキョ、ホッケキョと鳴くのが「今年もよろしくね」の意味と分かったので、♪ほーホッケキョと口笛で「いや、こちらこそ」と返した。 去年の初…
2016/02/12 19:38 ○十年ほど昔、わたしは今も若いがその頃はずいぶんと若かったので、おばさんたちにはよくモテた。若い娘たちにモテなかったわけではないが、ドーいうわけか、当時のわたしは年上の、それも一つや二つではない年上のマダムの方に目が向いて…
2016/02/08 21:40 奔訳 白牙 原作 ジャックロンドン 翻訳 荒野一狼 第一部 第一章 獲物を求めて 暗い唐檜の林が凍った河の両岸で顔を顰めていた。唐檜は最近、強い風により凍り付いた真っ白な皮を剥かれ、互いに身を寄せ合うように傾き、薄れゆく入日の中で…
2016/02/02 18:24 トップガンに使われている highway to the danger zone 、アイアンイーグルの road of the gypsy が好きだ。ついでに言えば、イージーライダーの born to be wild 。これは、Steppenwolf である。 いずれもエンジンとかかわりのあるロック…
2016/01/26 00:07 ① やりなげ選手② なげやり男③ やりにげ犯 女性が最も好むのはもちろん①であろう。しかし、女性の心に最も強く刻まれるのは③に違いない。 これが、 ① やりなげ選手(女)② なげやり女③ やりにげ犯(女) であれば、 男が最も避けたいのは①に…
2016/01/20 17:32 この世の中において、最も尊敬に値するものは、わたしが思うに勇気である。逆に、最も唾棄すべきものは阿諛、すなわち阿りの心である。 従軍慰安婦問題は、わたしにとっても大きな関心事である。この問題については、一日本人として憤慨に…
2016/01/16 16:56 神の存在を信じるか、それとも信じないか。それが無神論者かどうかを判別する試金石である。でも、ここでちょっと待ったをかけよう。神の定義がなされてはいないではないか。神が恰も存在することを前提に判別がなされようとしているではな…
2016/01/13 22:02 bald と bold は少し似ている。 禿は、黒地の多いとき将来を憂い臆病になる。すべて白地になってしまえば、もはや恐れを知らない。 少し真面目な話をすれば、最後に勇気が残らなければ後は死を待つだけである。だから、生きている間は、誰…
2016/01/09 21:05 この二つの映画は、わたしがまだ若かりし頃に制作されたものだ。そしてこの両方とも若かりし頃に見た。ワイルドギースの記憶は薄らいでいたのだが、youtubeで改めて鑑賞してみると、懐かしさとその出来栄えの素晴らしさについつい落涙を禁…
2016/01/05 19:50 There is no bad whiskey. There are only some whiskeys that aren`t as good as others. ウィスキーの代わりに何を入れても成り立つ名言である。世の中に悪人などいない。ただ、他よりもちょっとばかり良くない人間がいるだけである。 世…
2015/12/29 20:25 問題は、そのような機会は、まずめったに与えられないということだ。ただ、大東亜戦争時の日本人はこの機会に大いに恵まれた。そして、まさに名誉の戦死を遂げていったのである。トランぺルドールは、イスラエル建国の父とも言われる。この…
2015/12/28 15:40 Who dares Wins はSAS(イギリス特殊部隊)のモットーで、敢えて危険を顧みず訳すなら「危険を冒すものは勝つ」となる。 ところが、現実には、勝利者になるような者が危険を冒さないことは承知のとおりである。そもそも勝ち犬になるような者…
2016/02/06 23:55 奔訳 白牙 原作 ジャックロンドン翻訳 荒野一狼 第一部 第一章 獲物を求めて 暗い唐檜の林が凍った河の両岸で顔を顰めていた。唐檜は最近、強い風により凍り付いた真っ白な皮を剥かれ、互いに身を寄せ合うように傾き、薄れゆく入日の中で不…
2015/12/24 12:07 CIA(The Company)というのを無料でやっていてこれが面白い。 サーシャというCIAにもぐりこんだダブルエージェント、というよりもKGBの手先を見つけることが一つの大きな山場になっており、まもなくその疑いを持つ男が見つけられ、尋問、と…
2015/12/14 11:37 戦争は様々な理由によって起こる。原因は多数あるわけだが、どんな戦争であれ、それが商売につながるのは古今東西変わらない。世の中には目ざとい輩がうようよしている。 武器商人などもそうだが、いわゆる春を売る商売だって例外ではない…
2015/12/03 21:17 と言ったのは、かの後藤田正晴氏であった。 この男は市民活動家上がり?である。この男はぬけぬけと大嘘をつく。この男は激高家である。 この男は安倍総理を訴えて、ものの見事に敗訴した。安倍総理のメルマガが出鱈目で名誉を棄損されたと…
2015/11/25 11:34 今日は三島由紀夫が割腹して果てた日である。もしも時代が時代なら、野木将軍と同じように三島も神と崇められたに違いない。 三島由紀夫のような、いわゆる右寄りの思想の者を好んで取り上げる新聞は産経を除いて他にない。その産経を読む…
2015/11/22 10:16 荒野の呼び声(The Call of The wild)を曲りなりにも訳し終えてみて、改めて思うのは、百年以上も昔に世に出たこの作品が現代においても十分に通用する魅力をもっているということである。これは、ジャックロンドンが単なる流行作家ではな…