2010/02/19 23:36
今日の産経一面、外国人参政権 最高裁判決 「政治的配慮あった」。
園部元判事 一般永住者付与を批判
この記事を読んでつくづく思ったことは、最高裁判事とは所詮この程度の見識しか持ち合わせない人たちなのかということであった。
この記事は、園部最高裁判事らが平成7年2月に下したいわゆる外国人参政権に関する最高裁判決の傍論部分に焦点を当てたものである。この傍論について、園部元最高裁判事は、産経新聞に対し「(在日韓国・朝鮮人を)なだめる意味があった。政治的配慮があった」と明言しているのである。
これはいったいどういうことか疑問に思われた方も多いに違いない。最高裁判事ともあろう者が「政治的配慮」をしたり「なだめる」などということをするものなのかと。
そして、さらに考え込んでしまうのが、園部氏が自分の下した判断が国家の命運をも変えてしまうほどのインパクトを持つものであったことに今更ながらに驚き、慌てて弁明をしているように感じられることである。
わたしが思うに、傍論などそもそも必要なかったのである。云わば、園部氏らはせっかくうまく描けた蛇の絵ににわざわざ足を付け加えて見せたのだ。
そして、それがまずいと分かると、今度はこれは蛇ではなく龍なのだと、髭まで描いて見せようとしているのではないのか。
わたしなどは、このようなことを恥の上塗りと言うと教えられたものである。