一般相対性理論3

2010/03/12 23:51

相対性理論がなかなか完成しない。わたしもアインシュタインと同じ苦悩を味わうことになった。全く次元の違う話だが、わたしも今博士と同じ悩みを抱えていると言っても過言ではない。

なにせ、キーボードに置いた指が遅遅として進まないのだ。ちちとして進まぬなら、ははとしてはどうか・・・、などとわけの分からぬ妄想めいた混乱が脳内に生じているために、論理的思考ができなくなっている。
しかし怪我の功名というか、これでわたしもようやく鳩山首相のあの混乱振りも理解できたような気がする。あのお方もきっと宇宙や難しい理論のことで頭の中が一杯なのに違いない。だから、脳みそ自体が揺らいでいて、まともな思考も判断も出来なくなっているのだ。

鳩山首相。これまで、わたしはあなたのことを散々悪く言ってきましたが、どうぞお許しください。わたしも今あなたと同じ病に冒されてしまいました。われらは相憐れまねばならぬ同病人です。
人の気持ちと言うものは、本当に同じ境遇になってみないと分からないものですね。そんなことにようやく気が付かされました。

鳩山首相。よくよく考えてみれば、わたしたちは決して政治などに関心を持ってはいけなかったのです。ましてや、首相になるなど、それはもう狂気の沙汰としか言いようがありません。わたしは、幸いにしてそんな、国民の幸不幸を左右するような道を選ばずにすみましたが、可哀想にあなたは、とうとう禁断の惑星に着陸されてしまった。この上は、なるべく早く政界を引退なさり、額に汗し、土を耕すというあなたの理想の生活を実践され、いかに自分の精神と肉体がひ弱であるか実感されることを願って止みません。Good Luck と腹にもないことを言っておきましょう。 

さて、詰まらぬ枕を振るのは止めて、さっさと本題に入ろう。

12,3歳の頃、ベリャーエフのジュブナイルSF「狂った世界」というのを読んだ。これは、今になって考えてみれば、いわゆるスローガラスのアイデアを巧みに利用した小説であった。
小説の筋をはっきりと思い出すことは出来ないが、その狂った世界は、地球がある宇宙の領域に突入したために現出したのであった。その領域内では、なぜか光の速度が極端に遅くなってしまうのである。その結果、どういうことが起こったか、というのがこのSFの肝なのである。

しかし、実はこのような、光の速度が遅くなるという現象は別に珍しいことではない。光の速度を越えるものはないが、その速度を遅くすることは簡単にできる。

しかし、今日は、連載小説ではないがここでお終い。また気の向いたときに。