ようちょうのしょうけい

2010/07/04 22:18


昨晩、例によってクイズ番組を見ていたら、興味深い問題に出くわした。解答者は、このとき既に辰巳豚郎氏も伊集院光氏も脱落していて、宮崎美子さんと麻木久仁子さんの2名を残すのみだった。

さて、問題は「鴛鴦」、「鳳凰」、「麒麟」、「翡翠」の4つに共通するのは何かというものだった。わたしはすぐに答えが分かった(自慢である)。
宮崎さんと麻木さんが鎬を削っていたのだが、この問題では麻木さんに軍配が上がった。
答は、4つとも雄と雌の対だということである。
ところで、わたしはこの問題を見ていて、別なクイズを思いついた。それを披露しよう。この中に、宝石が一つ混じっている。それはどの動物であるか? そしてもう一つ。この中に架空の動物はいくついるか。

クイズ番組の結果は、宮崎美子さんの僅差による勝利であった。わたしは、この人が好きである。あの有名な三段腹のコマーシャルのときからずっと贔屓にしている。何より、あの屈託のない笑顔がいい。そして、あの教養があるのにそれをちっともひけらかさないところなど、なんだか自分自身を見ているような気さえしてくる。

もう随分前になるが、確か「平静教育委員会」で彼女だけが正解した問題を良く憶えている。
それは「ようちょうのしょうけい」を漢字で書きなさいというものだった。誰かが「幼少の萩原健一」と書いたのには笑ったが、宮崎さんだけがちゃんと「羊腸の小径」と書いた。
因みに、この羊腸の小径は、箱根の山は天下の嶮と歌う「箱根八里」にも出てくる。下に紹介する。

箱根八里

箱根の山は、天下の嶮(けん)
函谷關(かんこくかん)も ものならず
萬丈の山、千仞(せんじん)の谷
前に聳(そび)へ、後方(しりへ)にささふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
羊腸の小徑は苔滑らか
一夫關に当たるや、萬夫も開くなし
天下に旅する剛氣の武士(もののふ
大刀腰に足駄がけ
八里の岩根踏みならす、
かくこそありしか、往時の武士