つづき

2011/07/21 14:40


後藤忠政氏は、アメリカで肝臓移植をすることによって死を免れた。そしてまたそのことにより、自らのやくざ人生に終止符を打った。なぜなら氏は、その肝臓移植手術以降、山口組と疎遠?になっている。直参組長としての務めであろう会合に出席していないのだ。直接的には、このために山口組から除籍された、とご本人も述べている。

では、なぜ疎遠になったのか。わたしは、それが氏の肝臓移植手術と関係があると思うのだ。言葉は悪いが、氏は自身の肉体の延命と引き換えに山口組を売ったのではないだろうか。
しかし、そんなことが本当にあり得るだろうか。組織に忠誠を誓うのがやくざの生き方である。
氏は、もともとは愚連隊上がりとはいうものの山口組に長く在籍し、竹中正久氏などとも親交があった。氏によると、竹中氏はどういうわけか後藤氏を大変気に入り、可愛がってくれたのだという。その竹中氏は、一和会という在日系の山口組組織によって殺された。

わたしは、今のやくざ組織の大半が在日と同和系で占められていることを知っている。山口組にしてもしかりである。そして、在日系の勢力が日に日に拡大してきていることも。

先に後藤氏が保守思想の持ち主だと書いた。このことを合わせ考えてみると、そこには漠然とではあるが、ある絵が浮かび上がってくるのである。それは、後藤氏が在日系の勃興と共に変わっていく日本のやくざの姿に嫌気がさしてきていたのではないか、ということである。

氏は、結局大博打に打って出たのではないだろうか。このままでは、自分の肉体はもう長くはない。また、今の山口組の在り様も気に入らない。それならいっそ、アメリカ当局に組織の金融資産などの情報を教えてやり、それと引き換えに渡米して新しい肝臓を手に入れてやろう。これなら一挙両得である。
おそらく、大筋ではこういうことではなかったかと思う。

要するに、在日の勢力は日本中の隅々にまで、それこそ日の射さないやくざの組織にまで浸透してきているということなのだ。