2010/09/04 18:57
かの大数学者ガウスは、7歳のとき、先生から1から10まで足していくといくつになるか計算しなさいと言われて、他の生徒達が一生懸命ノートに数字を書いて計算しているのを尻目に、あっという間に答を出してしまったという。
ガウスほどではないが、わたしも小学一年の頃、家の柱時計を見て、数字を横に足していくと12になることに気がついた。ただ、12と6だけは合計が18になってしまう。それで、?と思った。
そして、ついに12と1、11と2という具合に斜めに足していけば、すべて合計が13になるということを発見した。
なんという素晴らしい天才バカボンであったことか。
わたしには数学の才能はなかったが、算数や数学に対する興味だけは人一倍にあった。たとえば、風呂の中でタイルを見ていて発見したことがある。
1+3+5+・・・と、奇数ばかり足していくといくつになるか、という問題を自分で考えついたのである。
これは、わたしにとってのユリイカであった。
ご存知のように、この問題の答は、A=n^2という単純な公式で求められる。たとえば、n=100の場合、つまり1からはじめて奇数ばかり100個を足していくと、その答は10,000になる。
わたしは、タイルの一枚を口という漢字に見立てた。すると1+3は、田という漢字になる。そして、1+3+5は、囲という字になることを発見した。
つまり、奇数ばかりを足していくと正方形になることを発見したのである。
それで次に、偶数ばかりを足していくとどうかと考えた。2+4+6+・・・と100回足すといくつになるか? わたしは、これもタイルを使えば簡単に答が得られることを発見した。
先ほどの奇数ばかり足していく場合は正方形の面積を求めるという結果になったが、偶数では、その底辺にタイルを一枚だけ足していけば良いのである。つまり、この場合は、正方形(n×n)という形ではなく、短辺がnで長辺が(n+1)の長方形になる。これを公式にするなら、その面積を求めれば良いわけだから、
A=n(n+1)となる。
お口直しに、このあいだ仕入れたばかりの数学?に関するジョークを一つ。
ある精神科医のところに3人の患者がやってきた。
医師が患者Xに質問をした。
「33に66を足すといくつですか」
「先生、簡単です。それは木曜日です」
医師は首を傾げながらも、Yに同じ質問をした。
「先生、冗談じゃありませんや。答は13日に決まってまさぁ」
医師はZにも同じ質問をした。
すると、Zは、
「答は99です」と正解を言った。
「ほう、素晴らしい」と医師は感心して言った。
「でも、なぜ分かったんだい」
「いやね。あたしはただ、木曜日と13日を掛けてみただけなんでさぁ」
名残惜しいので、前にも出した問題を一つ。
3,4,7,8の数字を一回だけ使って10にしてください。四則演算と()のみを使うこと。