パンツとソックスの社会的地位について

2012/12/18 11:23

もう一月ほど前になろうか。風邪を引いて年齢をも省みず激しい運動をした結果、腰を痛めたことがあった。風邪を引くと風邪のウィルスとやらが肉体の弱いところに集中攻撃をかけてくることは経験上分かっていた。わたしの場合、たいていそれは腰であったり頭であったりするのだ。

それはともかく、きれい好きのわたしは毎朝シャワーを浴びて下着を替えて出勤に臨むことにしているのだが、その日の朝は腰があまりに痛くてパンツを履くことさえできないような有様であった。
ついでに言うなら、あまりに足の甲が痛くて靴下が履けないという経験もわたしにはある。このときは風邪ではなく痛風という名の王者のみが罹る病気であった。

ともかく、なんとかパンツを履いて出勤したわたしは、同僚の一人に「いやぁ、実はこれこれで腰が痛くてねぇ、パンツも履けないくらいだったよ」と挨拶代わりに軽口を叩いてしまった。そして、よせばいいのに「いっそ履かないで来ようかと思ったほどだ」とか言ったら、
「朝から過激ですね・・・」とか切り返されてしまった。

それでわたしは思ったのである。
わが国におけるパンツとソックスの社会的地位はなんとまだ低いことか、と。
ここはなんとしてもパンツと靴下の社会的地位向上委員会を立ち上げなくてはならないのではないか、と。