ひとを馬鹿にするよい方法

2016/05/29 20:37


人をバカにする一番良い方法は、その相手を無視することである。逆に言えば、バカを相手にしたときは無視するにかぎるということである。

最も高度な無視の方法は、自分自身さえ相手を無視していることに気が付かない、という超スーパーエクセレントなやり方であろう。

このような高度なテクニックはなかなか学んで学べるものではないが、真に相手をバカにしている場合、往々にしてこれがごく自然に行えてしまう。そういうものらしい。

というより、わたしたちは、ごく自然に、日常生活においてもこれをやっているのである。
自分より著しく社会的地位の低い者たち。たとえば、ホームレスが地下鉄の駅に段ボールの寝床を並べていても、大抵の人は気にも留めない。ほとんど目に入っていないのである。それよりもスマホを見ることの方が余程大事だからに違いない。要するに、他人のことなどどうでも良いのだ。自分さえ楽しければそれでいいのだ。

わたしは、批判をしているのではない。人間というものの本質について考察を試みているだけである。
自分よりも地位とか程度が低い(それが本当にそうかどうかは関係がない。主観の問題だから、である)者に対して、人間の最も原始的な部分がそういう行動をさせるのである。

ところが、人間の程度なんてものに大した違いがあるはずがない。IQが150あろうが80しかなかろうが、年収が3千万あろうが300万しかなかろうが、身長が185あろうが、150しかなかろうが、垂直跳びで80センチ跳べようが35センチしか跳べなかろうが、・・・犬や猫から見れば、いい匂いをしているか臭い奴かの違いくらいでしかない。

ホームレスのおっさんの中にもあんたなんかよりよっぽどIQの高い人もいる。あんたなんかよりよっぽど性格が良くて犬や猫にもてもての人もいる。
あんたは、声には出さないが、自分は偉いと勝手にのぼせ上っているだけなんだよ。

そしておもしろいことには、ひとを差別してはいけません、なんて声高に叫んでいるやつに限って、自分の中の差別心に気がついていないんだよ。どっかの、もうやめてしまったが某○中という政治屋みたいに・・・。


どうせ、あんなやつに分かるわけない」、「あんなバカ、気にしなくても大丈夫よ」なんて感じで行うのが無視というやつ。

つまり、相手の感受性なんてものをまったく無視しているわけ。バカにしているとは、相手を軽んじるということで、まさにこういうこと。こんなことをされれば、犬でも噛みつくし、武士なら刃傷沙汰になること間違いない。