2016/06/17 15:39
以前に「マッカーサーのまさか」というのを書いたことがある。敗戦当時、マッカーサーは天皇陛下に代わる神のごとく持て囃されたが、実は日本を見くびっていたためにコレヒドールで酷い目に会わされていた。東京極東裁判はその意趣返しであった、というようなことを書いた。
ところで、マッサカーはmassacre(大量殺戮)に通じる。マッカーサーが日本に原爆を落としたわけではないが、少なくとも彼は朝鮮戦争時、人民解放軍に対して核を使おうとした人物である。トルーマンの反対によりこれは実現しなかったが、もしも日本が降伏しなければ、彼のような男なら平気でさらなる核の使用を進言したに違いない。
さて、「阿比留瑠比の極言御免」を読むと、311のとき、かの菅直人首相が如何に酷い言動を行っていたかが詳らかにされている。まさにマッサカーというようなことをやっている。
阿比留氏はまた、斑目春樹(当時の原子力安全委員会委員長)の4コマ漫画を紹介している。それを見ると、あまり上手とは言えない漫画ながら、菅氏の常軌を逸した言動とそれに応じなければならなかった斑目氏の苦境がよく分かる。ああ、菅直人とはやはりこういう男であったのだなぁ、と改めて思い知らされるわけである。
この人、ヘリを飛ばして現地に赴いたわけだが、このヘリには斑目氏も同乗していた。ヘリの到着が近くなると、秘書官らしき男が斑目氏に言う。「到着したら総理がまず降りますからしばらく待ってください」
斑目氏はこう書いている。
マッカーサーの真似をしたかったんですかね?カメラまで同行させているとは!この人といると腹が立って腹が立って・・・
いやぁ、わたしにもよく分かりますよ、斑目さん、そのお気持ち。