2015/09/15 12:13
寂聴さんは安保法案改正に反対らしい。もちろん、氏は安部政権にも反対である。
なにしろこの人の耳には、安部さんが進める安保法案から軍靴の響きが聞こえるらしい。いったいどんな耳をしているのだろうと余計な心配をしてしまう。
もうひとつ、古い話だが、ある有名な女性歌手は日本という言葉を聞くと鼻腔に嫌な匂い(ママ)を感じてしまう、と聞いたことがある。この人の鼻はいったいどうなっているのだろう、とやはり心配になってしまう。
もちろん、心配をしてしまう、というのは嘘である。わたしはこんな人種の心配など鼻くそほども、耳垢ほどもしない。
わたしの耳に軍靴の音が聞こえたのは9月3日のことだった。このときはどれほど耳の悪い人にもこれは聞こえたであろう。しかし、この音がちっとも聞こえない人たちがいる。それが瀬戸内寂聴氏であり、大江健三郎氏である。
人の耳というのは、そして人の鼻というのは、ほんとうに自分の都合の良いようにできているらしい。
自衛隊がなければ、日米安保条約がなければ、いったい日本がどうなってしまうか、こんなことは小学生にだって分かる。
ところが、進歩的文化人とやらには、ノーベル文学賞をもらったえら~い人などには分からないらしい。
ひたすら、アメリカからプレゼントされた日本国憲法九条を守っていればわが国の平和は保たれるらしい。
つまり彼らにとって九条とは霊験あらたかな護符のようなものなのだ。
こんな非科学的な、似非宗教のような、彼らの言い分に決して耳を貸してはいけない。
真に平和を守ることができるのは、免疫力たる軍事力のみなのだ。
そして、その軍事力が敵の圧倒的な攻撃力に対抗できなくなったときに、最後の綱としてあるのが同盟国としてのアメリカの力であるのだ。日米安保条約とは、日本にとって抗生物質なのである。
寂聴さん、健三郎さん、あなたたちは、わが身が肺炎に罹ったときに抗生物質を拒否していい加減なお札に頼ろうとするのか。