2016/10/11 08:13
という数字を聞いて、はっと閃く人は宇宙に相当の関心があるひとであろう。
499秒は8分19秒である。この数字は、太陽の光が地球に到達するまでの時間である。
地球から太陽までの距離は、これに光速を掛けてやればよい。それは、ざっと149,540,000kmであり、これは1天文単位(au)とも呼ばれる。
また、月までの距離はおよそ384,400km。月光は1.3秒で地球に到達する。
太陽の直径は地球の109倍。月は1/4。
このような数字は、自慢だがわたしは小学生のころから知っていた。然るに、である。近頃の新入りにこのようなことを聞いても、は？というような反応しか返ってこない。
もちろん、ダークマターもダークエナジーも知らない。な～んたるちゃーである。
太陽と火星の距離はおよそ227,000,000km。今、イーロンマスクがここに何百人という人間を送ろうという壮大な計画を打ち出している。これが単に大風呂敷で終わるかどうかはともかく、夢がある話には違いない。しかし、彼らはおそらくこのようなことにも興味が無いに違いない。
宇宙のことを知らなくとも、ちゃーんと太陽は東から昇りちゃーんと西に沈んでいくから、なーんも問題はない。
しかし、わたしが思うに、宇宙とはわが外なる肉体である。わたしと宇宙とは一体のものなのだ。
このような感覚を、わがものとしてからもうずいぶんと経つ。自分の肉体に関心のないものがいないように、宇宙についても十分な関心を持ってもらいたいものだ、と思うのである。
