ロクヨン

2016/06/14 10:14


計画していた通り、ロクヨン後編を見た。金色のウロボロスがシンボルの駅で降り、バドミントンで大いに汗を流した後、地元に帰って見たのである。
バドミントンもGGBBBADとは違い、20代中心のシャトルもフットワークも早い、したがって展開も早いがミスの少ないとても面白いゲームばかりであった。

さて、映画の方である。これもとても面白かった。先日見たばかりのアクション映画とは違い、人間の内面をよく照らし出す見応えのあるものになっていた。
ポスターを見て、公衆電話がキーであることは察しがついたが、あれにこのような意味があったとは、さすがに思いも寄らなかった。

群馬県警と警視庁の刑事部長人事をめぐる攻防をサブストーリーとして話が展開していく。
また、記者クラブと県警広報部との攻防もまた記者たちの怒号が飛び交う臨場感溢れるサブストーリーとなっている。しかし、それはあくまで「臨場感」であって、現実の現場は決してこのようなものではなく、たとえ記者たちの内心に怒号や失笑、焦燥感が溢れていても、場そのものはきっともう少し穏やかなものであろう、とわたしは思う。

おそらく、この映画が原作に忠実に作られたことは間違いないであろう。わたしは原作を読んでいないので、その辺のことは、しかとは分かりかねるが。