2019-08-12から1日間の記事一覧

貧乏神と地下足袋

2010/03/24 23:27 3月17日付産経に工藤美代子さんの面白い話が載っていた。貧乏神の話である。 小泉八雲が松江に英語教師として赴任していた頃のこと、通訳を連れて出雲大社を訪れた彼は、「神道における神の数はいくつか」と尋ねた。通訳を仰せつかったアキ…

相対性理論8(宗教と物理)

2010/03/21 13:56 昨日はリーマン予想について残博を晒してしまった。 それにしても、なぜ物理学者なるものが存在し、多くの者たちが彼らを崇めるのか? 思うに、彼らは、カソリックにとってのローマ法王、あるいは大司教のようなものなのである。宗教家や敬…

相対性理論7(ビューティフル・マインド)

2010/03/20 17:51 前にオイラーの宝石と言うのを書いた。オイラーの宝石とは、次のような式である。e^iπ+1=0(ここで、eは自然対数の底。iは虚数単位:i^2=-1。π:円周率) わたしは、このeをはじめて習ったとき、絶対に円周率と何らかの関係があると…

般若心経(ある生命科学者の訳)

2010/03/18 19:24 般若心経というのは、わずかな言葉で深い悟りの境地が語られている。わたしは、若い頃に色即是空をE=mc^2、すなわちアインシュタインの特殊相対性理論だと考えたことがある。 以下は、生命科学者である柳澤桂子氏訳による般若心経で…

相対性理論5

2010/03/14 18:44 昨日述べたように、空気中から水、あるいはガラスなど透明なものに光が斜めに入るとき、その速度が遅くなることによって屈折が生じる。光の速度が遅くなる理由については誘電率εの違いによるものであることを式にしめした。 しかし、なぜ斜…

教育勅語を覚える

2010/03/14 01:42 子供の頃に、家の者がお経を唱えているのを不思議な気持ちで聞いていた。今になって考えてみれば、それが教育勅語だった。こんないいものが葬り去られてしまったとは。いやしかし、本当に良いものが霧のように消えてしまうわけがない。きっ…

一般相対性理論4

2010/03/13 17:27 昨夜は、スローガラスについて書いた。スローガラスとは、光の速度が遅くなる物質のことである。しかし、これは何もSFだけに用いられる特別な仮想の物質ではない。例えば水。水の中では、光の速度は約75%になる。また、普通のガラスの中で…

一般相対性理論3

2010/03/12 23:51 相対性理論がなかなか完成しない。わたしもアインシュタインと同じ苦悩を味わうことになった。全く次元の違う話だが、わたしも今博士と同じ悩みを抱えていると言っても過言ではない。 なにせ、キーボードに置いた指が遅遅として進まないの…

一般相対性理論3

2010/03/12 23:51 相対性理論がなかなか完成しない。わたしもアインシュタインと同じ苦悩を味わうことになった。全く次元の違う話だが、わたしも今博士と同じ悩みを抱えていると言っても過言ではない。 なにせ、キーボードに置いた指が遅遅として進まないの…

一般相対性理論2

2010/03/08 23:05 一般相対性理論の続きだが、この理論は単に重力場によって空間が曲がるということだけではなく、ブラックホールの存在やシュバルトシルト限界、宇宙の膨張、さらにはビッグバーンまで預言するものとなった。 ところで、そのアインシュタイ…

一般相対性理論

2010/03/06 19:23 特殊相対性理論でさえ難解なのに、一般相対性理論なんてわたしなんぞに説明が出来るわけがない。と思いつつも書かずにはいられない。なぜか? それは、物理が大好きだからであり、物理学以上の宗教はないと思うからである。一般相対性理論…

特殊相対性理論

2010/03/05 22:24 後日などと書いてしまったが、何となくお茶を濁してしまったようで、このままでは明日の寝覚めが悪い。そこで、心機一転、気合を入れて続きを書こう。 特殊相対性理論というのは、実はそれほど難解なものではない。それにアインシュタイン…

アインシュタイン

2010/03/05 09:43 前にEND WARの中にアインシュタインの次のようなパンチの効いた警句が掲げられていると書いた。 「第三次世界大戦でどのような兵器が使われるか知らないが、第四次世界大戦は、棍棒と石を持って戦うことになるであろう」 アインシュタイン…

DrハンニバルとS・マックィーン

2010/03/01 22:05 レクター・ハンニバル博士をご存知だろうか。映画「ハンニバル」において、彼は実に興味深いことをやってくれる。 たしかFBI捜査官だったと思うが、主人公クリスの敵役として登場するこの男をハンニバルがどのように痛めつけるかというと・…

ミクロとマクロ

2010/02/27 12:20 昨夜、天気が悪かったせいでいつもにも増して頭の切れが鈍かった。危うく自分で掘った落とし穴に落ちてしまうところだった。 しかし、結論的に言うと、顕微鏡で見るのも望遠鏡で覗くのも結局はある一部を切り取って見ているのであって全体…

マクロとミクロ

2010/02/26 23:17 今日は一日中風が吹き雨が降ったり止んだりという天気だった。誰が言ったか、ほんとに雨の降る日は天気が悪い。 ゲーテは、気圧と人の気分とに大きな関係があることに気が付いていた。今でこそ当たり前のような話だが、当時の科学的環境で…

頭の体操(真正2)

2010/02/24 21:06 二進法のお勉強 クイズです。 1.コップの中に微生物が一匹います。この微生物、空気から栄養を取り込んで、1秒ごとに分裂して容積が倍になります。そして、ちょうど60秒でコップに一杯になりました。すると、コップにちょうど半分にな…

あなたの心理分析します

2010/04/05 20:19 今日は疲れてしまったので、心理ゲームでも披露してお茶を濁すことにしよう。 実は、「犬と猫の将来」に色々なコメントをいただき、それについてわたしなりに真剣に考えていたところ、非常に面白い「空気と臭い」とでも題すべきアイデアを…

頭の体操(真正)

2010/02/23 21:12 さっそくですが、クイズです。 ある日、ある国で男が3人ホテルに泊まることになった。同部屋である。といっても、何もやらしいことをする目的ではない。クイズの都合上、ただそうしただけである。さて、ホテルのクラーク兼支配人は、この部…

本日産経抄 キャベツの青虫

2010/02/21 18:27 本日付産経抄にファーブル昆虫記の話が載っていた。 キャベツの青虫の話。この青虫には天敵がいて、その名をミクロガステルと言う。大きさ3,4mm程度の蚊のような虫であるとのこと。 その幼虫だが、青虫の体内に多数寄生し少しずつ血を…

蛇足

2010/02/19 23:36 今日の産経一面、外国人参政権 最高裁判決 「政治的配慮あった」。園部元判事 一般永住者付与を批判 この記事を読んでつくづく思ったことは、最高裁判事とは所詮この程度の見識しか持ち合わせない人たちなのかということであった。 この記…

西郷隆盛

2010/02/18 18:26 懐疑主義、またはプラクティカル・ジョークについて 芥川に「西郷隆盛」という小品があり読んでみると非常に面白い。筋はざっと以下の通りである。 「私」の大学の先輩に史学をやっている本間という男がいた。この男の専門は明治維新史であ…

world war Ⅳ

2010/02/16 20:08 今読んでいるTom Clancy監修、David Michaels著 End Warに次のようなアインシュタインの言葉が掲げられている。 I know not with what weapons World War ?will be fought, but World war ?will be fought with sticks and stones. 第三次…

やる前から負けていた日韓戦

2010/02/14 20:54 サッカー東アジア戦。日本はやる前から試合に負けていた。韓国選手は、国旗そして国歌に対して見ていても気持ちがいいくらいの敬意の表しぶり。それに対して、日本選手。いったい君たちには日の丸を背負っているとの気概はあるのか。思わず…

腰パンマン

2010/02/14 15:18 今日はわたしには縁のないセント・バレンタイン・デイという日だそうである。これまでのところチョコにも縁がなかったが、バランタインとかいう酒とも縁がなかった。もしも、この両方を同時に得られるとするなら、バランタイン入りのチョコ…

夢の中で掘り出したもの

2010/02/13 18:05 たしかノーベル賞受賞者の福井謙一氏であったと思うが、漱石の夢十夜のある物語について述べられたものがあった。その内容が余りに印象的だったので、わたしは終生これを忘れることは無いと思う。 それは、仏像を彫る運慶の仕事振りが余り…

沖縄の島守・島田叡

2010/02/11 16:04 古い週刊新潮を読んでいたら、櫻井よしこさんの「日本ルネッサンス」373回に「沖縄戦、県民疎開に尽力した知事」というのがあった。 それによると、ある日桜井さんに星雅彦氏から興奮気味に電話がかかってきたのだという。星氏とは、文…